見どころ
創業1832年 江戸時代から続く伝統の酒蔵、ハクレイ酒造。
これまでのハクレイ酒造にない商品を!というコンセプトのもと生まれた新ブランド『Vivid』
3つの個性豊かなお酒の魅力を営業担当の岸田さんが料理研究家・日本酒きき酒師の高岡さんと共にお伝えします!
出演者
- ハクレイ酒造 営業担当 岸田伸哉
- 料理研究家・日本酒きき酒師 高岡麻彩
インタビュー
vivid なカラーの新しいハクレイ日本酒に出会う
色とりどりのカムフラージュ柄のような、日本酒らしくない日本酒。そんな見るに絵画のようなラベルの日本酒が、京丹後にある酒蔵:ハクレイ酒造から発売された。

ハクレイ酒造:営業・プロモーションの岸田さん


かつて大阪でカメラマンだった岸田さん。ある日飲みに行く機会があり、そこで「銀河鉄道千代の亀」という感動するお酒に出会ったのだそうだ。こんなお酒があるなんてと雷に打たれたように感動した岸田さんはそこから日本酒業界に入りたいと一念発起。ご縁があり、今も勤めるハクレイ酒造に入社することになったという。ハクレイ酒造に15年勤め、そのあと、別の酒蔵へ行ったのち、再度「蔵に恩返しがしたい」とハクレイ酒造に戻って来た。お話していてハクレイ酒造に対する愛をひしひしと感じるばかりだった。
ハクレイ酒造とは?
創業1832年 江戸時代から続く伝統の酒蔵。海と山に囲まれた、京都府宮津市の丹後の酒蔵だ。ハクレイ酒造の由来は、漢字で白嶺と書くのだが、酒造の眼前にそびえる丹後富士「由良ヶ岳」、冬の朝、嶺(いただき)に真っ白な雪が積もった様子から名付けられたと言われている。
米と水と人との調和を大切にした酒造りを徹底しており、お米の栽培からこだわっている。良いお米を使うことでお米を多く磨かないことや、仕込水は、蔵の眼前の大江山連峰に属す丹後富士「由良ヶ岳」中腹に流れ出る不動の滝の水を利用するなど、こだわった材料・手法で醸す酒は、創業当時から受け継がれてきた醸造方法で継承されている。



ワイン好きの人にも楽しんでもらえる日本酒〜vividシリーズ〜
日本酒は昔ながらに漢字ラベルや酒質などに良くも悪くも、伝統が残っており、それを覆したかったという岸田さん。今回のこのvividシリーズは岸田さんが酒質を設計し、杜氏に相談し、思い通りのお酒を作りあげた日本酒だ。低アルコールで、日本酒ビギナーの人にも楽しんでもらいた、そんな想いが形になったお酒。そんなvividシリーズから3本のお酒が誕生した。ラベルの作画は「SNSなどで活動されている」安藤公三さん作。それぞれの日本酒の風味、味わいをイメージしたラベルを描いている。
vividシリーズの想い
もともとハクレイ酒造に戻ってくると思っていなかった、岸田さん。「帰ってきたからには、恩返しをしたいし、今の日本酒業界に対しても思うところがあり、何か立ち上げないと!」とハクレイ酒造の中でも新しいお酒、vividシリーズを作ることになった。vividをもっと知ってもらって、広めていきたい。日本酒の可能性を追い求めるお酒なので、これからどんどんやっていきたい!と笑顔で語る岸田さん。それぞれのお酒の香りは華やかで、すっきりとして滑らかな飲み口。どんなお料理にも合わせやすい食中酒としておすすめな3本だ。

今回は、この3本のお酒の紹介と、それに合わせるペアリングお料理を用意して、ハクレイ酒造に迫る。ペアリングお料理の部分は唎酒師・料理研究家の高岡麻彩。実は、岸田さんとは兼ねてから親交があったという。そんなお話も交えながらのオンラインLIVE、日本酒業界に新しい価値を吹き込むハクレイ酒造のvividシリーズと共に、ぜひ楽しんでほしい。
(ライター/高岡麻彩)
関連レシピの紹介
配信で紹介した「vivid」シリーズより、それぞれのお酒を使った3つのレシピをご紹介! 飲んでも美味しい・食べても美味しい、日本酒の多様な楽しみ方を提案します。Vivid ~With passion!!~と合わせたい
●タイムとローズマリーのラタトゥイユ

材料
- ズッキーニ 1本
- なす 1本
- パプリカ 半個
- 玉ねぎ 半個
- トマト缶 1缶
- タイム 3本
- ローズマリー 1本
- 塩胡椒 適量
- エキストラヴァージンオリーブオイル 大さじ2
- 日本酒 Vividシリーズ 赤ラベル ひとまわし
作り方
- ズッキーニは1センチ幅で半月型に切る
- なすは水につけてアクを抜き、ズッキーニ同様に切り、パプリカと玉ねぎは一口大に切る
- 小鍋にオイルをひき、熱したら玉ねぎを入れる
- 玉ねぎが透き通ってきたら他の野菜を入れる
- 全体に煮詰めたら日本酒をひとまわし
- トマト缶を投入し、タイムとローズマリーも入れる
- 煮たったら、塩胡椒で味を調整する
Vivid ~Like the blue sky~と合わせたい
●エビのガーリックペンネ

材料
- むきえび 10匹
- マッシュルーム 3個
- ペンネ 2人分
- エキストラバージンオリーブオイル 器に合わせて適量
- にんにく 1かけ
- 赤唐辛子 1本
- お塩 適量
- こしょう 適量
- パセリ 適量
- 日本酒 Vividシリーズ青ラベル ひとまわし
- ニンニクはすりおろしする
- スキレットにオリーブオイルを浸し、熱してきたらエビとマッシュルームを入れる
ここで日本酒ひとまわし - ペンネを茹で始める
- にんにく、赤唐辛子を入れてさらに煮詰める
- 7分茹でしたペンネをスキレットに入れ、塩と胡椒で味付けする
- ペンネが良い硬さになったらパセリを盛り付ける
- 新じゃが 10個
- にんにく 2かけ
- レモン 半分(果汁小さじ1ほど)
- アンチョビ フィレ 3枚
- バター20g
- 塩 適量
- こしょう 適量
- 揚げ油 適量
- 新じゃがは洗って水気をよく拭き取り、竹串で8箇所くらい穴を開ける
- 鍋に油をひき、熱してきたらじゃがいもを入れる(半面浸かるくらいでok)
- 10-15分くらい熱して中心部分が柔らかくなってきたら、皮付きのままのにんにくを入れる
- 3分たったら、すべて上げる
- バターをボウルに入れ、じゃがいもも入れる
- にんにくを潰して、アンチョビも手でちぎっていれる
- レモンの皮を入れ、果汁をいれる
- 塩胡椒で味を整えたら出来上がり
作り方
Vivid ~Live naturally~と合わせたい
●じゃがいもとアンチョビのレモン風味

材料
作り方
プロフィール
日本酒きき酒師・料理研究家 まあやにてぃ (髙岡麻彩)
京都生まれ京都育ち

企業コラボレッスンやイベント、店舗メニュー開発・提案などを行う。独自ブランド「おもてなしスイーツ」では出店販売の経験もあり、「見ても食べても癒されるスイーツ」という健康・美容・華やかさで子供から大人まで絶大な人気を博している。
地元京都は日本酒が多く作られている地域。日本酒が大好きでいつの間にか日本酒の世界にどっぷり。『日本酒は飲むサプリメント』を掲げ、その美味しさはもちろん、健康にも美容にも良いことを提唱。
こんな素晴らしいものを、一人でも多くの人に知って欲しい!生活に取り入れて欲しい!との想いから、日本酒を活用した「日本酒ひとまわしレシピ」を開発。独自の五感エッセンスを取り入れたお料理とスイーツのレシピでAmebaブログでは月間50万アクセスを超え、日本酒×スイーツの新しいペアリングを日々探求している。
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